【開催報告】
琉球大学・沖縄県共催シンポジウム「水から考えるSDGs ×沖縄・島々の挑戦2018」
いま、わたしたちの住む沖縄は様々な社会課題に直面しています。
これらの課題の解決に向けた取組みは、国連が2015年に定めた持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals (SDGs)の実現と、切り離して考えることはできません。地域社会は、まさにグローバルな課題の現場だといえるでしょう。
様々なファクターが絡み合った課題を解決するためには、多様なステークホルダーとの対話や連携、調整が重要です。
そこで、本プロジェクトでは、沖縄県と意見をかわしながら、自然と人間の暮らしに欠かすことのできない「水」をキーワードに、国連や政府機関、沖縄県内の自治体や企業、市民、大学による取組みを共有し、パートナーシップのあり方について考える対話の場を企画し、シンポジウム「水から考えるSDGs ×沖縄・島々の挑戦2018」(2018年2月4日)を共催しました。
シンポジウムには、高校生や大学生、お子さん連れの方、行政や企業、教育機関、NPOなどの多様な立場から、約150名の参加がありました。受付ロビーでは、わたしたちの住む沖縄の現状と未来について考えるSDGsアンケートを実施し、持続可能な島の暮らしと未来を実現するために、それぞれの立場から、わたしたちは何ができるのかを、参加者のみなさんと一緒に考えました。
(参考)
国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)
サイエンスポータル【レポート】https://scienceportal.jst.go.jp/reports/other/20180214_01.html
企画協力 水の環プロジェクトチーム(JST平成29年度科学技術コミュニケーション推進事業「未来共創イノベーション活動『水の環でつなげる南の島のくらし』 代表 理学部 新城 竜一)
日時 2018年2月4日(日)13:30-16:30
場所 沖縄県立博物館・美術館 講堂
沖縄県ホームページ http://www.pref.okinawa.jp/site/kikaku/chosei/staff/sdgs-symposium2018.html
<プログラム> ※手話通訳・要約筆記付
13:30-13:40 開会挨拶(沖縄県)
13:40-14:20 基調講演 〜水と持続可能な開発〜
沖 大幹(国際連合大学 上級副学長) 発表スライドはこちらから
14:20-15:25 自治体・企業・市民・大学による取り組み紹介
自治体 水道広域化の推進と可搬型海水淡水化装置の導入事例
石原 祥之(沖縄県企業局配水管理課 計画班長) 発表スライドはこちらから
企業 水のスモールインフラの普及
大嶺 光雄(ワイズグローバルビジョン株式会社 取締役会長兼CTO) 発表スライドはこちらから
市民 宮古島における地下水保全の取組み ~次世代への環境教育をとおして~
前里 和洋(沖縄県立八重山農林高校学校 教論)
大学 研究と社会をつなぐ「水の環」プロジェクト
新城 竜一(琉球大学理学部 教授) 発表スライドはこちらから
15:25-15:40 休憩
15:40-16:20 ステークホルダーミーティング
〜持続可能な島の暮らしと未来にむけて、わたしたちにできること〜
モデレーター
琉球大学 西田 睦 理事・副学長(研究・企画戦略担当)
コメンテーター
国立研究開発法人科学技術振興機構 「科学と社会」推進部
柴田 孝博 部長
東京海洋大学海洋科学部
川辺 みどり 教授 コメントスライドはこちらから
パネリスト
沖 大幹(国際連合大学 上級副学長)
大嶺 光雄 ワイズグローバルビジョン(株) 取締役会長兼CTO
前里 和洋 沖縄県立八重山農林高校学校 教論
新城 竜一 琉球大学理学部 教授
16:20-16:30 閉会挨拶(琉球大学 大城 肇 学長)
<サイドイベント>
最近よく耳にする「SDGs(エス・ディー・ジーズ、持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals」。私たちの暮らしとどのような関係があるのでしょうか。
日本科学未来館の協力を得て、「水」をキーワードにわかりやすく解説した体験型パネル展を開催しました。
県庁ロビー特別企画展「水から考えるSDGs」
共催 水の環プロジェクトチーム・沖縄県
協力 日本科学未来館
期間 2018年1月29日〜2月2日
場所 沖縄県庁ロビー1階 県民