【お知らせ】「みずのわ教室 八重瀬町、多良間島」第16回身近な水環境の全国一斉調査の実施
6月2日(日)、八重瀬町および多良間島にて、第16回身近な水環境の全国一斉調査に参加し、水辺環境学習の一環として、みずのわ教室(科学教室)を開催いたします。午前の部では、八重瀬町と多良間村をネットつないで同時開催を行います。
八重瀬町(午前の部のみ。ロボット教室はありません)
場所:沖縄県八重瀬町 具志頭農村環境改善センター
下記の湧水を採水して、水質調査を行います。
屋冨祖井(ヤフガー)
座嘉武井泉(ザカンガー)
世持井(ユムチガー)
慶座井(ギーザガー)
多良間島(午前の部)
場所:沖縄県多良間村 多良間村コミュニティー施設
島内2カ所で採取予定。パックテストによる水質調査を実施します。
多良間島(午後の部)
場所:沖縄県多良間村 多良間村コミュニティー施設
佐世保工業高等専門学校の先生方によるロボット教室開催
【お知らせ】第10回 水循環ワークショップ 「琉球・沖縄における水資源の利用と開発」
島で生きる人びとは、くらしを支える水をいかに確保し、利用してきたのだろうか。今回のワークショップでは、沖縄県企業局で水行政に携わり、『沖縄の水道:その歴史 と技術の変遷』(新沖縄経済社、1997年)の著者でもある金城義信氏を招聘し、琉球・ 沖縄における水資源の利用と開発について理解を深めたい。
主催 水の環プロジェクトチーム
話題提供 金城義信氏(湧き水fun倶楽部顧問、元・沖縄県企業局技監)
場所 琉球大学理学部 C114教室
対象 水資源の保全や管理にたずさわる行政職員、関心のある研究者や学生等
プログラム
12:30 開場
13:00 話題提供(湧き水fun倶楽部顧問 金城義信氏)
14:00 質疑応答
14:20 閉会
※本ワークショップは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 平成29年度「科学技術コミュニケーション推進事業未来共創イノベーション活動支援」 「水の環でつなげる南の島のくらし」(代表 理学部 新城竜一)の一環として実施します。
【開催報告】プロジェクト交流ワークショップ 島と島から”科学技術コミュニケーション”の種をまく
共催 水の環プロジェクトチーム、佐世保工業専門高等学校
話題提供 佐世保工業専門校等学校
場所 琉球大学 50周年記念会館
プログラム
●国立研究開発法人科学技術振興機構「科学技術コミュニケーション推進事業未来共創イノベーション活動支援」活動紹介
佐世保工業専門高等学校 http://science-islands.jp/
「その離島にしかない魅力を醸成、発信するための複数離島間コミュニケーション基盤の形成ーICTの活用による低コストかつ効率的な科学・技術・相互交流コンテンツの提供ー」
琉球大学
「水の環でつなげる南の島のくらし」
●総合討論
※本ワークショップは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 平成29年度「科学技術コミュニケーション推進事業未来共創イノベーション活動支援」「水の環でつなげる南の島のくらし」(代表 理学部 新城竜一)の一環として実施します。
※本ワークショップは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)平成29年度「科学技術コミュニケーション推進事業未来共創イノベーション活動支援」「水の環でつなげる南の島のくらし」(代表 琉球大学 理学部 新城竜一)の一環として実施します。
【お知らせ】「水循環シンポジウム2018」特別賞受賞!
2018年12月10日、内閣官房水循環政策本部事務局主催「水循環シンポジウム2018」にて特別賞受賞をいただきました。 本シンポジウムは、健全な水循環の維持・回復をとおして、地域の活性化にも取り組む全国の行政や大学・研究機関、NPO、市民団体などが一堂に会し、年に一度、情報や意見交換をおこなう場として開催されます。 本プロジェクトは、その中でも、自然科学系や人文・社会科学系、学生など多彩な分野からなる学際的な研究チームを核に、地域の多様な立場の方々とのつながりをひろげながら、琉球弧の島じまの水循環の特性に応じた保全と対話の活動をおこなっていることが評価され、特別賞をいただきました。
【お知らせ】第9回水循環ワークショップ開催のお知らせ
話題提供 永島 剛 氏(専修大学 経済学部 教授)
日時 2月28日(木)
場所 琉球大学 附属図書館 2階 ラーニングコモンズスペース
対象 環境問題、公衆衛生または近現代史などに関心のある方
プログラム
9:30 開会/趣旨説明 「戦前〜戦後日本における屎尿処理の変容」
星野 高徳(琉球大学 国際地域創造学部)
10:10 「近代都市と水系感染症対策—”ヴィクトリア時代ロンドン・モデル”再考」
永島 剛(専修大学 経済学部)
11:00 休憩
11:10 総合討論
12:00 閉会
※本ワークショップは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 平成29年度「科学技術コミュニケーション推進事業未来共創イノベーション活動支援」「水の環でつなげる南の島のくらし」(代表 理学部 新城竜一)の一環として実施します。
【開催報告】第8回水循環ワークショップ「水循環に関する法令と自治体の動向に関する勉強会 vol.3」
話題提供 千葉 知世 氏(阪南大学 経済学部、准教授)
日時 2月8日(金)
場所 八重瀬町役場 2階 大会議室
対象 水資源の保全や管理にたずさわる行政職員、関心のある研究者や学生等
プログラム
13:40 開場
14:00 開会/趣旨説明 久保慶明 准教授(琉球大学 人文社会学部)
14:10 話題提供 千葉知世 准教授(阪南大学経済学部)
14:55 休憩
15:05 情報・意見交換
16:00 閉会
※本ワークショップは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)平成29年度「科学技術コミュニケーション推進事業未来共創イノベーション活動支援」「水の環でつなげる南の島のくらし」(代表 琉球大学 理学部 新城 竜一)の一環として実施します。
【活動報告】ESD(持続可能な開発のための教育) 教材とプログラムの開発「ナゼ?ホント?多良間は科学の宝島!」(地下水編)
主催:水の環プロジェクト
日時:10月18日(木)、19日(金)
場所:多良間小学校
島の水循環のしくみを自然科学的に理解するESD教育プログラムの2回目として、今回は「多良間島の淡水レンズ」をテーマとして2018年9月18日と19日にに多良間小学校の5年生を対象に授業を行いました。
今回の 講師は琉球大学 農学部安元純先生です。
1日目は観測井に行き、深度ごとに電気伝導度(EC)を測定、水をサンプリングし、その水の重さを測って淡水レンズを形成している地下水と海水の密度の違いを体感してもらいました。
2日目は、前日に測定した電気伝導度をグラフ化し、淡水レンズの淡水と海水の境目の確認をしました。
模型実験では、多良間小学校の生徒たちに淡水レンズがどのような形をしてるか予想してもらったあと、実際に模型を使って淡水レンズを作り、降雨の場合や水をくみ上げすぎた場合など条件を変えた淡水レンズの形の変化を確認しました。
淡水レンズの水を持続的に利用していく方法を子供たちに考えてもらい、今回の「地下水編」の授業は終了しました。
感想
「下に行くほど水が汚くなることがわかりました。今日は水をくんでくると聞いてたのでそのことが楽しみでした。
水をあげるときはぬるぬるしていてあげにくかったです。ぼくは理科が好きなので、水のことや化学実験がとても好きです。ぼくは、水で実験するならろかをどうやるかをしたいです。
昨日水を汲みに行ったところが水に届くまでに12mということにびっくりしました。もっといろんなことを知りたいです。」
「今日はランチルームで淡水レンズについてしらべました。淡水レンズは、真ん中があつくて左右から少なくなっていて雨がふると淡水が多くなって、雨がふらなかったら淡水が少なくなるということがわかりました。
他にも、人が水をくみあげて使うとだんだんへってくるので水は使わないときは、ちゃんとじゃぐちを閉めたり、むだに使わないように努力しようと思ったし、雨もふらないと淡水レンズに水がたまらないので雨も大切だということがわかりました。」
「多良間の淡水レンズのことについて調べました。海水と水のさかいめなどを調べました。まず海水をいれてそのあとに水を入れたらレンズみたいな形をしたのですごいと思いました。それと淡水レンズは使うと減るのであんまり水を出しっ放しにしないようにしようと思いました。それと雨の日はいやだけど、雨がふらないと淡水レンズはたらまないので、たまにはふったほうがいいと思いました。」
【活動報告】ESD(持続可能な開発のための教育) 教材とプログラムの開発「ナゼ?ホント?多良間は科学の宝島!」(地質編)
主催:水の環プロジェクト
日時:9月6日(木)
場所:多良間小学校
2018年9月6日、多良間小学校5年生を対象に、島の水循環の仕組みを自然科学的に理解するESD教育プログラムの第1回目として、プロジェクト代表の理学部新城竜一先生が、1)岩石の調べ方と琉球の島々の地質、2)多良間島の地質の特徴、3)島を構成する琉球石灰岩の多様性と現在のサンゴ礁地形との関係について授業をしました。岩石を五寸釘で削ったり、トイレの洗剤(塩酸)で溶す実験を行い、その特徴を詳しく調べました。そして、多良間島から採集したサンゴ石灰岩や有孔虫石灰岩、石灰藻球石灰岩をもとに作成した岩石スライドを、みんなで一緒にデジタル顕微鏡で観察し、多様な琉球石灰岩の組成を理解しました。
この授業をとおして、自分たちの暮らす島がサンゴ礁の生き物から成り立っていることを学びました。次回は、島の地下水の仕組みについてです。
感想
「岩石には3つの種類があることをはじめて知りました。多良間には、石灰岩があることを知りました。グループに分かれて、岩石を4種類にわけました。私は石は種類はなく、みんな同じだと思っていたけど、種類があることがはじめてわかりました。石の模様はすごかったです。花みたいな模様や、穴が空いているものもありました。色も全部違っていたのですごかったです。石の中には、虫やうにんとげが入っているのはびっくりしました。次の勉強も楽しみです。」
「石にはいろんな種類があるんだなぁと思いました。
びっくりしたことが二つあります。一つ目は石灰岩はとけるんだなぁとびっくりしました。二つ目は、石灰岩にも色々な種類があることにびっくりしました。僕の知っていた種類は、石灰岩しかわからなかったので色々な種類がしれてよかったです。」
宮古新報に今回の授業を取り上げていただきました。
URLはこちらから http://miyakoshinpo.com/news.cgi?no=20001&continue=on
【開催報告】サイエンスサマーキャンプ
主催:水の環プロジェクト
日時:平成30年8月14日(火)09:00-16:00
場所:
午前の部:沖縄県八重瀬町仲座公民館,湧き水4ヶ所
午後の部:琉球大学理学部
8月14日(火)、八重瀬町アサト・ヨザ・ナカザ地域資源保存の会の子供会とともに、「水の調べ方」を学ぶ、サイエンスサマーキャンプを行った。午前の部では、八重瀬町の湧き水4ヶ所(ヤフガー、ザカンガー、ユムチガー、ギーザガー)へ行き、水温やpHなどを調べて採水した。午後の部では、採水した水の性質を調べるため、A班(陽イオン)とB班(陰イオン)に分かれて検査し、検査結果をもとに硬度の計算やヘキサダイヤグラムを作成し、水質の評価を行った。
すべての参加者が、「水」を検査したり、大学の分析機器を見ることが初めてだったため、興味を持って取り組んでいた。
【調査・検査したこと】
<午前の部>
① 気温,湿度
② 水温
③ pH
④ 電気伝導度(EC)
⑤ アルカリ度(HCO3-)
⑥ ろ過して採水
<午後の部>
A班)陽イオン:Na+, K+, Mg2+, Ca2+
B班)陰イオン:Cl–, NO2–, NO3–, SO42-
★水質の評価
・硬度の計算と評価
・雨水、久米島の水、やんばるの水との比較
・へキサダイヤグラムの作成
・水のタイプを把握し、それぞれ分析した水を比較する