日時 令和元年10月19日(土)10:00-12:30
場所 理系複合棟202教室
対象 教員、その他
内 容 アクアスフィア水教育研究所の橋本淳司代表をお招きし、水道法 改正に伴う日本のこれからの水道供給事業についての講演を行っていただいた。 各自治体がおこなってきた水道供給事業は、施設の老朽化、人口の減少といったことにより財政的に破綻、あるいは大幅な水道料金の値上げが差し迫ってきている。この問題を解決するために、民間企業の参入を可能にした水道法が改正された。しかし、海外での先行事例では、そのほとんどが大きな問題を抱えていた。予想に反して、大幅な料金の値上げ、水質の悪化、国民全体が広く恩恵を受けるべき水道が、一部の都市市民しか利用できないなどの問題が生じている。このため、ヨーロッパなどでは、再度水道事業の公営化が行われている。日本においては、宮城県が民間企業の参入に向けた取り組みを実施しており、これが実現すると日本初となる。このような危惧すべき問題とそれに対応する解決策等の講演を行っていただいた。